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2017/11/25 03:13 |
原水爆禁止・2012年世界大会 感想 元見三郎さん
開会式 6800人  閉会式 7200人

世界大会のお話で耳に残ってるのが、韓国・済州島(カンジョン)村での海軍基地建設反対運動の話。
それまで、私はぜーんぜん知らなかったけど、強制執行とか、自然破壊とか、まるで沖縄と
そっくりの話だ。ぜひ連絡を取り合って、情報を共有して、共闘すべきだと思いましたね。
狭い日本に閉じこもって、視野を狭くしていてはいけない。

そういえば、グアム島からも代表が来られてました。
先住の島民たちが貧しく清く暮らしているところへ軍事基地を建てて莫大なお金をつぎこむものだから、
伝統的な生活文化がすっかり根こそぎ変質してしまう。

グアムの基地は、その後の日米の話し合いで、もう普天間基地とは関係ない話のはずなのに、
さらに日本政府が、グアムの米海兵の便益のために、30億ドルも使おうと申し出ている。
そんなのやめて、不自由してる自国民のために使いなさい、ておっしゃってました。

◎開会総会/閉会総会での発言より(黒うさぎメモ)

◎ライナー・ブラウン(ドイツ反核法律家協会)  
厳しい口調。「何もしないことは許されない」
世界中で大勢の子どもが餓死している一方、アメリカは7千億ドル、ロシアも1千億ドルの核開発費。
ドイツ軍隊はアメリカの核の運び屋として協力している。NPT再検討会議は遅々として成果があがらず、
責任のなすり合いの応酬に終始する。会議のボイコットを視野に入れ、市民的不服従行動。

・・・・・・・・

同室の西澤氏(宝塚)が、分科会でドイツ代表の話を聞いてきたそうで、「ドイツの政治家は、
政治哲学を持っている。原発事故に対し、ドイツが反省しているのに日本は反省してない。情けない。」
とのこと。

◎志位和夫(日本共産党)

世界人口の81%を占める国々では核廃絶を支持。日なのに本は核抑止の呪縛にとらわれ、
立場を明らかにせず、棄権を重ねている。原発問題との連帯、核による死者を出してはならない。
党も、一翼を担って奮闘する決意。

◎アンジェラ・ケイン(国連軍縮問題担当上級代表)

核廃絶はすべての人に利益をもたらす。世界中で核廃絶は優先課題となっている。
(HGウェルズの「解放された世界(1914)」紹介)「丸い地球」個々の地域の問題よりも、
兵器の廃絶が優先される。核抑止論の愚かしさを先取りした。
NPT加盟国と同じ義務をすべての国に求めていくことを、国連は強く支持する。
核廃絶に向けて、粘り強い運動を。

◎クロド・ヘレル(駐日メキシコ大使)

問題は、いかにして目標を達成するか。責任のなすり合いの裏で、各国が軍備機構を再活性化する、
この状況を続けてはいけない。時間がない。人類全体の危機に対し、ヒバク者が根源的な役割を担う。

◎広島被爆者 吉岡さん 83歳

被爆当時16歳。軍需工場へ。
ジャンケンでたまたま勝って、別の工場にいたので、偶然難を免れた。
被爆地近くに赴いた半数の級友が、1週間以内に全滅した。生き残ったという罪悪感。
10日間、40度の熱が出た。髪が抜けて、下痢をした。脱力感・無気力状態に陥り、
殻に閉じこもり、何度か自殺を図った。

福島では新しい被爆者を出してしまった。戦争は、国による最大の犯罪である。

◎ジェルトン・アンジャイン(マーシャル諸島・ロンゲラップ島民代表)

米国は財政難から、被爆者の補償を打ち切って避難民を帰島させようとしている。
政府側の学者は、島が安全になったというが、核汚染が除去されていないのは明白である。
現在、島の食糧の30%は島内のものだが、70%は外から持ち込んでいる。それはなぜ。

島内で取れる食べ物が汚染されているので、外部から船便で輸送される食糧を
あてにするほかはない。もしもなんらかの理由で船が来なかったら、
汚染された島のものを食べるしかない。

「人類の幸福のため」と言って、核実験は行われた。それにより、我々は奴隷状態になった。
「奴隷制度」が今も続いている。私たち奴隷には経済基盤がなく、有効な戦いができない。
正義と経済基盤を持つ人びとに、どうか不正義と戦ってほしい。

◎オレグ・ボドロフ(ロシア・グリーンワールド議長)
 
「核兵器を今も作っている国からきました」皮肉なことに、外国に対して向けられるはずの
兵器製造の過程で、国内で多くの被爆者が発生している。「核都市」核兵器のある都市、
プルトニウム汚染地域では、ガンの発生率がヨーロッパの国よりも40パーセント高い。

冷戦後、世界は変わった。けれども政府の核政策は変わらない。
マヤール核施設は、再処理施設として、使用済み核燃料を集めている。
放射能汚染はオビ川からやがて北極海に流れ出す。他人の裏庭に死のゴミを捨てる所業。

ロシアのマヤール核施設へ向けて、使用済み核燃料を送る計画に対し、
反対したのはドイツだけであった。現在ルーマニアからの移送計画がある。
使用済み核燃料は、その国にとどまるべきである。移送・移転は問題の解決にならない。
核インフラをやめさせねばならない。ともに奮闘しましょう。

◎馬場 有(たもつ)(福島県・浪江町長) 

原発事故により、町ぐるみ避難を余儀なくさせられた。現在、浪江町民は流浪の民、離散の民である。
(浪江町民21000人のほか、福島県下では16万人が現在この状態にある)われわれには基本的人権がないのか。幸せになる権利がないのか。町の伝統・町の財産は失われたまま、誰も助けてはくれず、
事故直後に自力で避難してきた我々は、そのまま難民となった。

国はエネルギー政策を方向転換すべき時である。我々の暮らしを破壊したあの原発は、
原爆そのものではないか。転換させるのに時間がかかるなどと言っている間に、
即座に実践すべきである。「祈り」を単なる祈りに終わらせてはいけない。

◎(福島県の女子高生)

ふるさとを離れ、被災者というレッテルを貼られ、差別され、プライバシーもなく、お風呂にもはいれず、
どれが本当だかわからない情報に振り回され、帰れないまま、前の学校の級友や先生への後ろめたさを引きずり、目に見えない放射能におびえ暮らしている。

ただひとつ。私たちの未来に、核兵器・原発は要らない。

◎カラ・フローレス・メイズ(われらグアム人 組織担当)

グアム島は、その恵まれた部分の28%をアメリカが領有している。
先住民のほとんどが低所得者である。米軍はここに軍備増設をはかり、
多額のお金を投入することにより島民の伝統的な生活文化を脅かす。
日本政府は不必要な30億ドルのお金を投入して、米海兵の生活便宜を図って
都市的整備をしようとしているが、日本国民のために使うべきである。

◎ニナ・アイゼンハート(核兵器禁止世代コーディネーター)

世界中の青年たちが、自分たちのせいでないのに、多額の負債・困難と経済危機を担っている。
青年の4分の1が失業している。

世界の青年たちに教えるべきことが3つ。
1 ヒロシマとナガサキ 人びとの苦しみ
2 核兵器をなくする展望
3 文化的な理解、敵味方という枠組みでないこと

大国が旧来の利権・優先権にしがみつく図式。冷戦の遺産はもう要らない。ノルウェーの会議を開き、
青年たちを教えきたえて、それぞれが多くの人たちに対して働きかけるように組織する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月5日 分科会9 核兵器と原発
 放射線被害の根絶のために
 広島サンプラザ (新井口駅・アルパーク隣り)

1.立石雅昭先生(地震と原発)

断層の危険性。余震の危惧も去ってはいない。そうした危険性を過小評価してはならない。

廃炉の方法について。長期にわたる技術。基礎的な技術力を高めるべき人的資源が必要。
今後とも、技術者が大量に必要になるが、自分の子どもを原発の技師にするのに、
親たちが反対しないだろうか。

2.野口邦和先生(福島原発事故と放射能)

◎原爆と原発事故との違い(放射能汚染)
 原発では数十年にわたり核分裂を行なっていて、
 放射能の絶対量が圧倒的に多い。

◎いろいろな放射性物質のなかで、量的にはセシウムが圧倒的に重要。セシウムをしっかり管理すべき。

◎低線量領域でのガン発生率に対するデータはない。推定モデルをどう考えるか。
 安全性の哲学に沿って(疑わしきは避けること)考えるべき。

◎現在までの測定調査・発表されたものからの考察
・空気は大丈夫。
・水は。阿武隈川は大丈夫だった。
 海水からも検出されていない。
 地下水・井戸水からも検出されていない。
・気をつけるべきは、食べ物。
・セシウムはどこに?
 川底・海底と考えられる。底魚の骨と貝類とが問題。
 発表されるべき水産庁のデータがない。問い続けるべき。

◎放射性物質の体内での蓄積
・ある程度以上にはならない。
 摂取するものが多ければ、排泄されるものも増える。
 低いレベルに保ちたければ、摂取するものを抑制すれば良い。
・食材を選ぶこと。
 →食品を水で洗う、水に漬ける・さらす、茹でる、煮る。→玄米でなく、白米にするなど。
 政府が食品の放射線濃度の監視を強化すること。

◎除染
 放射性物質を「移動」させているだけという人もある。
 その通りだが、人のいるところからいないところへ移動させれば、
 有効・確実に線量を下げることができる。
・学校・校庭、幼稚園や保育園の園庭の表土をはがして、校庭の隅に穴を掘って埋める。
 セシウムは移動しにくい物質で、1年たっても、30cm以上は浸みていかない。
 念のためにビニールシートを下に敷いた。上には1メートルの土をかぶせた。
・地域社会全体の除染を早急に考えるべき。

◎原子力発電
 軍事利用転用の歯止め・核兵器の廃絶がなければならない。
 原子力発電は世界平和を前提とする発電システムである。

◎「食物連鎖」による汚染物質濃縮の危険性
 マグロ等の大型魚に、いまのところは検出していない。
 ビキニ島に比べれば、汚染度がまだまだ小さい。
 底魚の汚染度数がいつ下がってくるか、心待ちにしている。

◎◎講演中、室内で子どもが泣き出した。
女性の参画をうながすべく、託児設備がぜひとも必要と思う。
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2012/09/10 15:26 | ● 講演・学習会・会議

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